◆今年も終わってしまった
あ〜、終わってしまった〜〜〜〜!!
何がって?

大河ドラマ:軍師官兵衛がです。
今年の大河ドラマも先週の日曜日12月20日に、第50回の放送と共に最終回を迎えました。
戦(いくさ)の時の知略だけでなく、民の声に耳を傾け、築城や街づくりに長けていたと言われる黒田官兵衛の生涯の物語で、2014年の1年間もまた大河ドラマからの学びと気づきがありました。
官兵衛もまた、先祖や中国の老子の教えなど先人に学び、織田信長・豊臣秀吉など上司から学んで気づいたことを活かした人だったのです。

◆ぼくにとっての大河ドラマ
実は終了と共にやってくる切なさと引き換えに来年はどんな物語なんだろう?っていうワクワクもまたあります。

来年の物語は「花燃ゆ」
明治維新に影響を与えた長州藩士、吉田松陰の物語・・・
ではなくて、その妹さんの生涯を描く話です。
>>以前に吉田松陰の名言を記事にしたことがあります。よければこちらもどうぞ→《至誠にして動からざる者は、未だこれ有らざるなり》

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「花燃ゆ」のサブタイトルは【幕末男子の育て方】です。
200年以上鎖国を続けた江戸幕府、諸外国と比べた時にガラパゴス化状態になっていた日本を、世界的に強い国へと発展させる男子を見続けた人の視点です。

去年の物語は、日本で初めての英学校である同志社大学の創設者、新島襄の物語・・・
ではなくて、その奥さんの八重さんの物語。
花燃ゆで主人公の文(ふみ)さんと同時期に生きた人です。

ドラマを見ているととっても偉人な人だったんだなぁ〜と気付かされますが、ここ最近の大河ドラマは、一般的に無名(歴史で学ぶほど有名ではないという意味)な人の物語を抜擢しています。

そして、時代は圧倒的に『戦国時代〜江戸にかけて』or『幕末〜明治維新にかけて』が多いです。
ちなみに再来年の大河ドラマも決まっていますが、それも戦国時代〜江戸時代にかけて活躍した武将:真田幸村の話です。

そう考えると最近の大河ドラマは、その時代の主人公ではなくて、激動の時代に命を大切に生き抜き、影で支えた人にスポットを当てた話が多いと思います。
激動の時代とは、未来がどうなるのかわからない時代。
そんな時代に、希望を持って強く生き抜いた人達の話をドラマにするってことは、それがNHKからぼく達へのメッセージなんじゃないか?と、勝手に思ってしまうのです。

◆今だって激動の時代。
日本はITテクノロジーの波が押し寄せ、人工知能が人間の脳みそを超えるのは近い将来、我々が今やっている仕事は、将来はロボットに変わっていくのはなかろうか?と言われています。
新しい仕事がどんどん生まれ、工業生産だけでなく、コミュニケーションまでロボットが行う時代。
ペッパーくんを発表した孫さんが次のようなことを言ってます。
家電や自動車をロボットが組み立てるようになると、ロボットの月給は約17,000円。
しかも、ロボットは24時間働くし土日だって要らない、人間の3倍の生産性がある、と。
もしも今ロボットでも出来る仕事しかしていない人は将来が危ういかもしれない。

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大河ドラマってすごく昔の時代劇って感じがするでしょ?
でも、明治維新の話だとたった140年前ぐらいの出来事なんですよ。
ぼくの曽祖父か、そのお父さんぐらいのにあたる人の話ですからね
今日生まれた子が、順調に人生を終える時には約100年後です。
あなたのお子さんが老人になった時には、今生きている人が大河ドラマの主人公になるかもしれない。

歴史とは、まるで時を流れる川のよう(大河)なんです。
水はいろんな形に変わるし、温度も変わる。
でも、たった一つ普遍的なことは水は高いところからの低いところへ流れるというコト。
流れが止まれば水はだんだん淀んできます。
だから流れが急なところは環境の変化が激しいんです。

歴史から学びを得ると少しだけ将来を予想することが出来るようになります。
だから経営者の人は歴史好きが多い。
川でいうと、今は高低差が激しい場所を流れていると言うことをNHKから教わっております。