今年のお正月は、箱根駅伝を観て過ごしました。

東洋大は圧倒的でしたね。
タイムは歴代2位の好タイムで、復路のタイムは歴代新記録だったそうです。

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箱根駅伝は、戦時中以外は毎年開催されて、今年で第90大会目でした。
視聴率は、毎年25%を超えるほどの熱狂ぶりです。

今回は、箱根駅伝は、なぜそんなに人気なのか?
ということを自分なりに思ったことを書いてみたいと思います。

100年近くの時間を受け継がれ、その人気ぶりが廃れないのには、どんな訳があるのだろう?と思いました。


1.誰もがわかりやすい勝負

日本では、相撲が国技として受け継がれておりますが、各国の国技を一覧にしてみると、ルールが簡単なものばかりに思います。

倒れたり、土俵から出たら負け。
みたいな。

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プロの審判が判断しないと、勝敗がわからないとか、大変細かいルールがあるスポーツは、敬遠する人もいるでしょう。
同じ格闘技でも、剣道や柔道、レスリングなどは、国民みんなが熱狂するには、難しい様な気がします。

その点、駅伝はとてもわかりやすいです。
10人がタスキリレーで走って、一番早かったチームが優勝。
と言った様に。

これはビジネスにおいて考えると、迷ったらシンプルに考えてみよう!
いうことにつながります。

仲間やお客様に、より良さを伝えるためには、伝わりにくい複雑なことは置いといて、まずはシンプルに伝えてみようと考えてみると良いと思います。

人も、細かくてめんどくさそうな人は敬遠されがちでしょ?
人気者は、細かい事を気にしない様な人が多いのもこんな理由なんじゃないかな?


2.『仲間』がテーマで応援するチームがある

23校も出場していますから
たとえ、自分の出身校じゃなくても、親戚のおじちゃんが○○大学出身だ!とか、
昔、好きだった子が○○大学だった思い出があるとか、
山梨県民だから、山梨学院大学を応援する!とか、

何かしらの些細な理由で応援出来るチームがあるからじゃないかなぁ〜って。


そして、何と言っても走っている人達はみんな自分の為っていうよりも、チーム(仲間や伝統)の為に走っていると言う事。

たとえ、勝てなかったとしても、みんな諦めずに最後まで走る。
繰り上げスタートで、タスキを繋げないとわかっていても、それでも最後まで一生懸命走る姿は、チームの為じゃないと走れないですよ。

そんな純粋な気持ちが、みんなわかっているから、応援する側にも感動があり、熱が入ってしまうんでしょうね。


ちゃんとお客様の事を考えている人やお店は、人気がありますよ。
売り込みばっかりしてる人って、結局嫌われちゃって売れないじゃないですか。

お客様の事を考えるということは、一度自分のポジションを離れてみて、自分ごととしてその視点で考える事を言います。


3.一生に一度しかない

高校野球もそうですが、やり直しがキカない勝負には、ドラマと感動があります。
1年生や2年生で、飛び抜けている人は翌年も走れるかもしれませんが、今年で最後の4年生にタスキを繋ぐという事は、その大会でしか出来ません。

また来年頑張ろうよ!
となれないから、応援もやり直しがキカない気持ちになれるのかなぁ〜って。


仕事も、時間が決まっていると集中出来るでしょ?

会議やミーティングなど、集中して行うためには、終了時刻をキチンと決めてやると良いですよ。
終了時刻が曖昧な会議はダラダラとなりがちですが、終了時刻が決まっていれば、優先的に大事な事を話し合うようになるでしょう。


4.応援に集中出来る環境が揃っている

箱根駅伝人気の理由は、何よりも1月2日と3日の開催ってのがキモなんじゃないかなぁ〜って。

たった、1週間後の9日と10日開催でもなく、クリスマスの開催でもなく、2日と3日だからでしょう。

お正月の三ヶ日は家で過ごす人が多い。
つまり、お正月の伝統文化として、根付く環境が揃っているという事。

大晦日の紅白歌合戦が人気なのもこの理由でしょう。
根付いたり、広まったりするには環境も味方にする事が重要です。


いくら良い竿を買って、餌やリールにお金をかけても、魚のいない場所に糸を垂らしたって魚が釣れないのと一緒です。


とまぁ、もしかしたらこれ以外の理由もあるかもしれませんが、今回は応援している側として、熱が入る理由を感じたままに書いてみました。

また、来年もそんな理由を考えながら楽しみに見てみようっと!